粟ヶ岳&一本岳
登った山 | 粟ヶ岳・一本岳 | 歩いたコース 加茂水源地登山口−三合目−大栃平−鎖場-避難小屋-頂上&一本岳 コース&登頂の概況 今年の紅葉は遅いのでまだ粟ヶ岳もと思って出かけたが、予想通り早かった。 大栃平まで順調であったが、小屋迄はかよこが調子が悪くてペースダウンする。 鎖場で引き返そうと提案するが、ゆっくり頑張るというのでよりゆっくりペースで登り 3時間少々で頂上に着いた。 登頂時間が遅かったので、山頂には6人の人だけ、一本岳を眺めに歩いたが調子も 回復したので、そのまま一本岳に登る。かよこは二回目私は初登頂。 |
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標 高 | 1,292,7m・1,240m | |||
登頂日 | 2010年10月3日(日) | |||
登山口 | 加茂市水源地 | |||
天 気 | 晴時々曇 | |||
登頂者 | 私等夫婦 | |||
山の位置 | 新潟県加茂市&三条市 | |||
粟ヶ岳に登るには少し遅い時間となる。 宝蔵山と思ったが、今日はレベルを上げての粟ヶ岳登山とした。 車の数を数えたら第2水源地に私等は11台目の駐車。 仕度をして、山ノ神にお参りをする。 登山者カードに記入してポストに入れる。 9時33分登山を開始する。 朝少々強い風が吹いたが、登る時はなくなっていた。 |
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何時ものように、かよこが先に歩く。 比較的順調な歩きで調子が良さそう? 10時4分、3合目に到着。少しペースが速い! 比較的近くの山並みがはっきり見える。 休憩なしで、水を飲んで出発。 気温は27度前後か?少し温か過ぎると思ったが時間 からしてこんなものかと思いながら登る。 |
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何時も3合目から4合目は長く感じるが今日もやはり同じだ。 4合目は、10時22分通過。 この辺の荒れた登山道も修復され歩き易くなった。 10時30分大栃平に到着。 1時間かからないで大栃平迄、ここまでは順調だ。 |
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大栃平から眺める避難小屋のある7合目、砥沢の峰と 粟ヶ岳の三峰は良い眺めである。 上の方は少し紅葉が始まっているかな?と思う程度だ。 水飲み休憩をして10時39分出発をする。 |
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かよこのペースが落ち、調子が悪いと言う。 先頭を変わりゆっくりペースで歩くが遅れ気味。 5合目10時45分通過。 梯子が掛かる急登でさらにペースダウンしたので鎖場で少々待ち、 今日はここまでにしようかというと、休憩をしてゆっくり登るというの でと腰を降ろして休憩、持参した梨を食べる。 |
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問題の足は何でもないが、力が出ないと言う。 少し高目の気温でペースの早過ぎか?シャリバテか? 寝不足か?原因不明! 10分ほど休んで出発、鎖場を登る。 |
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6合目、粟庭のピークからの眺めも一段と良い。 頂上付近の紅葉も始まったかな?と思えた。 粟庭のピークを滑らないように慎重に降りる。 鞍部は大分ガレているので危険防止のロープが張られ 来年は登山道はどんなになるだろうかと少々心配。 |
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7合目の急登する手前の水場で、水の状況確認もあり ペットボトルを持って約80m先の水場に向う。 御影石の標識も今春加茂山岳会の80周年事業で新しく 設置され、水場への道も大分歩き易くなった。 |
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水も順調に流れ出ていた。 地元、加茂山岳会のみなさんの努力に感謝! |
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11時46分7合目避難小屋に。 水場で休憩したのでそのまま進む。 (私は水汲みだけで休憩なし) この画像を見る迄、小屋前後の時はこんな青空だった とは気がつかなかった。 |
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胸突き八丁!急登の北峰を目指す。 12時11分、8号目に到着し、7分休憩する。 腰を降ろして周辺を見ながらの休憩、 この上は北峰ですぐ9合目となる。 |
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北峰12時28分、9合目12時30分着 ここからは多少の中峰のアップダウンがあるが、疲れると頂上の僅か な登りもキツイが、ゆっくり登ればたいして苦にせずに頂上に着ける。 |
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中峰、12時35分。 ここからの周辺の山並みも見応えがあり、仙見渓谷の 源流となる谷を見下ろすのもなかなかの迫力と何時も思う。 |
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中峰から頂上を見ると、あの坂をと思う人と後わずかと 思う人はそれぞれ。 距離と時間は余程のバテバテでなければ時間を掛けて も10分あれば頂上に着ける。 紅葉も始まり、後一週間後にはこの辺は見頃かな? |
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12時46分頂上に到着する。 今日の所要時間3時間13分。 その時の体調に合わせながら登るのが登山であり、 頂上に登れただけでも良かったと思った。 昨日・今日の飯豊登山道保全作業には、今年は都合で 参加出来なかったが、予想よりも良い天気になり作業も 順調に進んだ事だろうと頂上で安堵する。 |
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今日は、川内山塊もくっきり見えた。 目の前に見える一本岳は何れ登りたい峰であったが、 休憩後に眺めているうちに登りたくなり足を運ぶ。 一本岳登頂の様子は下段に。 |
一本岳を近くに見ようと歩いたが、結果は登りたくなって → | 登ろうと決め、粟ヶ岳の急降下の裏斜面を雑木や草に掴まり降りる | |
途中粟ヶ岳を振り返る、ピークを二つ越えて降りるとは思わずに → | 鞍部近くで急登の一本岳を見上げる | |
掴まり易い雑木を頼りに鞍部からの登りは12分、粟ヶ岳から27分で一本岳頂上に。 頂上には新しい標識が建ち、「一本岳山頂・百名山完登者の会(三条市)」と書かれていた。 最近、会の中心である久保さん等10人程で一本岳に登り標識を建てたとの話を 一緒に登頂した人から聞いていた。その標識を横にして一本岳登頂の記念写真を収めた。 一本岳へは、登りも下りも気を抜けない、粟ヶ岳からの下りにロープが一本下がっているが、 後は、雑木か草を頼りに降りて登る急斜面であり、慎重さが必要である。 また一本岳ピークの手前に虎ロープが置かれていたので、何方かが下げてくれるのかなと思った。 一本岳を往復して、残雪期に一本岳を越えた人の話で「怖かった!」との話は充分に頷けた。 |
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頂上の反対側斜面に雨量計が設置されていた → | この辺は一段と紅葉が進んでいた。頂上からの矢筈岳と川内山塊 | |
頂上からの権ノ神岳 → | 頂上からの粟ヶ岳 | |
一本岳を後に → | ロープを頼りに登り返す | |
ここまで戻ると粟ヶ岳のピークが見える → | 粟ヶ岳山頂に戻る | |
一本岳迄は27分、帰りは30分で私等の足で往復約1時間。 一本岳を登り終えて14時35分下山する。 膝や足に負担を掛けないようにとゆっくり下山、時々足休めに 休憩を取り、2時間30分掛けて17時5分登山口に到着する。 一本岳の名称について 一本岳を一本槍と呼ぶ人もいる。 加茂山岳会の田村会長から一本岳の名称について伺った。 「三鼻」(みつはな)と呼ぶ人もいたという。 粟ヶ岳の峰は三峰なのでその鼻との意味で三鼻と呼んでいた のかな?と思った。 また地元の人の話を聞くと「鞍掛」と呼んでいたとの事。 今は一本岳と呼ぶ人が多いようだ。 |