初冠雪の山じまい
粟 ヶ 岳
例年11月3日は、粟ヶ岳の山じまいの日となっている。 天気予報は、小雨マークだが、昨日からの寒波で恐らく粟ヶ岳にも雪が降ったと思い躊躇したが、 地元加茂山岳会の人達が粟ヶ岳の整備等の頑張りに少しは応えさせて貰おうと、登れる所まで 登ろうと前日から仕度をする。 朝、外を見ると一部青空が出ていた。インターネットで天気予報を見ると、ほぼ一日小雨と悪い方 に変わったが、遅くなったが予定通り粟ヶ岳に向かった。 登山口での山じまいの儀式は終り、山の神様の前には加茂山岳会の人二人が後始末をしていた。 山ノ神にお参りをして、8時25分登山口を出発をする。 雑木に積もった粟ヶ岳の初雪が上の方に輝き山開きに雪化粧をして迎えてくれた。 2合目を過ぎると新雪が出て来た。3合目に着くと周囲は雪で白くなっていた。 3合目で汗を拭いて歩き出す。4合目になると両脇の雑木も雪で垂れ下がっていた。 5合目手前の大栃平に着くと、加茂山岳会の会長さん始め数人が居られた。 一緒に歩かせて貰う、雪の量が少しずつ多くなる。鎖場に来ると新しい鎖と太い麻縄が追加されて いた鎖場を慎重に登る。 鎖場を登り粟庭の頭に来ると先に登られた双田さんが、この先一人だと不安なので誰か来るのを 待っていたと言う。 冬場今年は29回登ったという彼女にしては?と思ったが、粟ヶ岳を熟知しているが故に慎重を期 したのだろうと思った。 一緒に歩き出し、水場の分岐で止まり、加茂山岳会80周年記念で作成し担ぎ上げた水場の標識 で会長さんと記念写真を撮って、水場まで歩いてみた。 雪道で水場まで7分ほど掛かったが、何も無いと1分少々で水場に着くのでここで水を補給すれば ここまでの水を持って来れば良い事になる。 水場を往復してもうすぐの7合目の避難小屋を目指し、10時29分7合目避難小屋に到着した。 小屋周辺は新雪で真っ白。積雪は20cm少々はあるだろうか。 小屋に入ると先行者も殆ど小屋迄であったようだ。山頂の鐘を今日撤収するそうだが、その撤収を 三条の健脚者であるMさんが撤収をしてくれて、田村会長さんに渡された。 双田さんは、山じまいなので、この日くらいはと一人で頂上に向かって行った。 その気力はとても年齢を感じさせない。よほど荒れなければトレースが付いているので心配はない が、それも彼女は計算済みで誰も居ない頂上を目指すのだから並の人ではない。 私等も、今日は避難小屋をもって頂上として、お握りを一つ食べて下山した。 思いがけない寒波到来で初雪に見舞われ、記念すべき粟ヶ岳山じまいの参加となった。 |
粟ヶ岳好展望の県道からの粟ヶ岳、新雪が裾の近くまで降りている | 山じまいの横断幕が下がっていたが殆どの人は既に出発していた | |
第2水源地から粟ヶ岳は真っ白 | 登り口の沢の水量は多目だ | |
みなさんより遅れて8時25分出発 | 2合目付近からの粟ヶ岳 | |
宝蔵山&白山方面の山も白い | 2合目過ぎから雪が | |
3合目の周辺は白い | 4合目の登り | |
後からも登ってくる | 9時18分、4合目 | |
9時25分大栃平 | 大栃平から頂上を眺めるが雲の中 | |
5合目を過ぎて | もみじに新雪 | |
鎖場付近に来るとガスと小さいあられ | 鎖場は滑らないように慎重に | |
加茂山岳会80周年記念で設置された水場の標識 | 30kの標識を担いだ田辺会長さん(右) | |
水場に、雪が無いと1〜2分で水場 | 汲みやすくされた水場 | |
新雪を踏んで間もなく避難小屋 | 目の前に避難小屋が | |
雪が降っている避難小屋 | 避難小屋脇、雪を冠ったベンチ | |
頂上に吊るされ撤収した鐘を田辺会長さんの手に | 少しの晴れ間で姿を現した山頂の一角 | |
宝蔵山 | 加茂市街地は雲間の下に | |