アルプス〜日本海に!
*栂海新道を歩く*
第2日目、
朝日小屋〜朝日岳・犬が岳・白鳥山(小屋)に
コースタイム
朝日小屋4:00−4:45朝日岳−分岐5:17−5:51山−黒岩山8:00−サワガニ山9:32
−10:25北又ノ水場11:15−11:44犬ヶ岳(栂海山荘)12:10−黄連山12:59−
菊石山13:58−下駒ケ岳−14:42−白鳥山16:02
行きたくとも、行けなかった山の一つでる「栂海新道」。
2日目は早朝4時、朝日小屋を出発する。
朝日岳は残念ながらガスで周辺の眺望が出来なかった。
山頂を後に、いよいよ「アルプスから日本海へ」の「栂海新道」だ!
来た道を振り返ると朝日岳が薄っすらと顔を出していた。
1時間程歩き眺めの良い所で朝食休憩とする。周辺はお花畑。
湿地帯の花は、長い道々、私等を励まし、楽しませてくれる。
アヤメ平では色んな花が咲いていて、疲れを癒してくれる。
黒岩山までは花があったが、
それ以降は両脇は雑木の道となり、
アップダウンの山道を延々と歩くことになる。
黒岩山8:05、暑い山道を黙々と歩き9:35サワガニ山に。
10:25北又ノ水場に着き、早速冷しソーメンにして食べる。
暑さで他の食べ物の喉通りが悪い中、冷しソーメンは、
するすると喉を通り美味しさも格別で一息をついた。
11:15分出発、柵海山荘の建っている犬ヶ岳の登りだ。
11:45分犬ヶ岳の急登を登り標識のある山頂に到着。
栂海山荘は犬ヶ岳の肩で山頂より7〜8分の所にあった。
小屋で小休憩、途中追い越し追い越されての
女性3人のパーティーも到着した。
小屋には女性2人が泊まっていて、
小野 健さんを待っているという。
今日はここまでにしたらと声をかけられたが、
頑張って白鳥山(小屋)まで行く事にする。
女性のパーティーは迷っている様子だった。
12:10分気合を入れ、栂海山荘を出発する。
出発前に記念写真を!
犬が岳から4つ目のピークが白鳥山だ。
黄蓮山12:50、菊石山2:00、下駒ケ岳2:45
それぞれ1300M前後のピークのアップダウンを繰り返して進む。
まさに暑さの中、風は殆ど無い、これが体力と根気の勝負!
インターネットに記されていた手記の通りであった。
途中暑くてふらふら状態になったので、
鞍部の風が少しでもある所で休憩を取ることにした。
30分位横になり、体を休めて歩き出し、急登を根気で登る。
登りが終わったと思ったら小屋が眼前に現れた!
白鳥山山頂に建つ白鳥小屋で、今日の根気の歩きを終える。
白鳥小屋到着4:05分で、今日の行動時間は、12時間40分で
後半は体力・気力勝負の歩きであった。
女性のパーティーも1時間後位に小屋に無事着いた。
よく頑張ったと思った。
汗を拭き、着替えを外でして小屋に入る。
下の部屋は新潟から来たと言う桜井さん始め
5人のグループと、私等5人一緒にさせて貰った。
桜井さんは、栂海新道の道草刈りに10年ボランテァ活動をして
いるという。なかなか出来ない事だ。(右の人)
5時過ぎに夕立が来た、夕立後白鳥山を頂点とする山並みが
遥かに見えてきた。何人かが外に出て山並みを仰ぎ見る。
小屋では夕食を挟み山談義が続く、新潟の桜井さんから
秋に彼の別荘に泊まりにと誘われた。
(その誘いを秋に実現する)
それ以来桜井さんとは、楽しく交流を続けさせてもらっている。
第3日目、
白鳥山〜坂田峠・尻高山・親不知登山口=日本海に!
コースタイム
白鳥山4:45-6:05坂田峠6:30-尻高山7:02−親不知登山口8:40
栂海新道歩き、最後の3日目は、白鳥小屋4時45分に出発。
途中シキワリの清水で水飲み休憩をし、
一気に坂田峠まで下りた。
6:05分 ここで朝食休憩をし、6時30分に出発する。
いよいよ栂海新道最後のコースだ。
海岸が近いので風もあると思ったが、
ここも風はまったく無い林の中、
しかもけっこうアップダウンがある山道を歩く。
尻高山は平坦、入道山越えは、大した事は無いと思って歩くが、
疲労の蓄積のせいもあるかも知れないが・・・
思いの外きつかった。
それもそのはず、切立つ親不知海岸を下りるのだから当たり前。
8時40分、親不知登山口に到着する。
一息入れて親不知海岸に進み、日本海の海水をすくい、浸る。
「アルプスから日本海に!」
「栂海新道縦走」を達成!
私の登山経験で、新たな感動を胸に刻んだ一瞬でもあった。
縦走を完了し、出発地蓮華温泉まで走る。
2台の車に分乗し帰路に、
「行きたくても、行けなかった山」
「栂海新道」3日間の縦走を終える。
第1日目に戻る
|